射撃男子ライフル3姿勢、邱健が優勝 エモンズに悪夢再来 「獲得金メダル数:28枚目」

17日に北京射撃館で行われた射撃男子ライフル3姿勢決勝で、米国のマット・エモンズにアテネ大会に続く悪夢が襲った。6.7点を取れば優勝という最後の1発で4.4点という結果に終わったのだ。金メダルは中国の邱健が獲得した。

 邱健の予選での成績は1173点で第4位。ファイナルの10発でも実力を発揮し、1272.5点で試合を終え、他の6人の成績を上回った。会場の観衆はエモンズの最後の1発を待った。エモンズは第9発目の時点で邱を3.4ポイントも上回っており優勝は確実と思われた。だが最後の1発が的外れに終わったアテネ大会の悪夢が再来した。エモンズの第10発目は4.4点という信じられない低得点。会場の観客がぼう然とするなか、中国射撃チームの5枚目の金メダルが確定した。銀にはウクライナのユーリー・スホルコフ、銅にはスロベニアのライモンド・デベヴェツが輝き、エモンズは4位となった。