劉翔は右アキレスけん痛 男子110m障害を棄権

18日、陸上の男子110メートル障害1次予選で、アテネ五輪金メダルで中国の国民的英雄、劉翔が棄権し、連覇がなくなった。チーム関係者は「先週末に(古傷の)右アキレスけんを痛めた。治療してきたが、(レース前の)ウオーミングアップで痛みが出た」と明らかにした。

最終6組で登場した劉翔はスタート前から右脚を気にする様子を見せていた。1度はスタートしたがフライングでやり直しとなり、2度目のスタートの前にトラックを後にした。前世界記録保持者で昨年大阪で開催された世界選手権を制した劉翔は、1台もハードルを跳ぶことなく、五輪の舞台を去った。