張娟娟が金 アーチェリー 「獲得金メダル数:21枚目」

アーチェリーのルール


実施種目
 個人戦と、最大枠3を確保した16か国・地域による団体戦が、それぞれ男女別に行われる。男女各64人(1か国・地域最大3)が出場。五輪では標的までの距離がすべて70メートル、標的122センチで統一。


大会進行
▽ランキングラウンド
 マッチ戦(1対1の対戦方式)で行う個人戦団体戦の初戦の対戦相手、組み合わせを決めるためのラウンド。1人72本の矢を放ち(72射)、その得点で個人戦1位から64位、および団体戦1位から16位の予備順位を決める。団体戦の得点は各国・地域の出場3選手の合計得点による。
団体戦に出場できるのは16チームに限られるため、出場権利を持つチームが16以上ある場合はその予選も兼ねる。
各選手は6射ずつ12エンドで72射を放つ。1エンドは4分以内で終えなければならない。個人の満点は720点、チームでは2160点。
 ランキングラウンドで同点になった場合、10点を射た本数などで優劣を決める。16位、17位で並ぶなど団体戦の出場が懸かった場合を除き、原則としてここではシュートオフ(競射)は行われない。

団体戦
 16か国・地域のチーム(各チームは3人で構成)が出場。ランキングラウンドでの予備順位に応じ、「1位×16位」「2位×15位」…のたすきがけ方式で初戦の対戦、全体の組み合わせを決める。以後、マッチ戦による勝ち抜きトーナメントで優勝を争う。マッチ戦は、1チーム24射(6射ずつ4エンド、1エンドは3選手が各2射。240満点)で各エンドは2分以内に終えなければならない。
 同点の場合はシュートオフ(3選手が1射ずつの総得点)を行う。1回ずつが勝負だが、3度繰り返しても決着がつかない場合、3射目の比較で的から最短距離の矢を比較し、中心部に近い矢を射たチームが勝者となる。例えば、27点同士でもAチームが10点、9点、8点、Bチームが9点、9点、9点ならばAの勝利となる。

個人戦
 マッチ戦による勝ち抜きトーナメント。12射(3射ずつ4エンド、120点満点)の得点で上回った方が次の対戦へ勝ち進む。対戦する選手は30秒の制限時間内で矢を交互に放つ。ランキングラウンドの予備順位上位が最初のエンドでどちらが先に矢を放つかを決め、続くエンドは最初のエンドの得点で下位の方が先に放つ。同点の場合は最初のエンドと同じ順番。 1回戦でベスト32、2回戦でベスト16、3回戦でベスト8が確定。準決勝の後、3位決定戦、決勝が行われる。

 トーナメントの各試合で同点の場合、シュートオフで決着を付ける。1射ずつ放ち、その得点で優劣を決めるが、同点なら次の1射、なお同点ならさらに1射と続ける。3射した時点で同点の場合、3射目の的から最短距離の矢を比較し、中心部に近い矢を射た者が勝者となる。

決勝は張娟娟が朴成賢を破り、男女を通じ中国勢として史上初の金メダルを獲得。韓国勢の連覇は6で止まった。